ぐっすり眠れる! 快眠できる寝室作りのポイント

ぐっすり眠れる! 快眠できる寝室作りのポイント
睡眠は人生の中でも大きな割合を占める時間です。さらに寝ている間に人は体のダメージを修復するため、睡眠の質もとても重要です。
自宅をリフォームする際は寝室にもこだわってみてはいかがでしょうか?
ここでは、ぐっすり眠れる寝室作りのポイントについてご紹介します。

静けさを保つ工夫

人は周囲の音が40デシベルを超えるとうるさいと感じ、眠りにくくなります。
40デシベルというのは、昼間の図書館や市内の深夜、人や車の往来がほとんどない昼間の住宅街程度の音量です。
人が自然に話したときの音の大きさは60デシベル、ドアの開閉音や車のエンジン音などはだいたい50~80デシベルの間なので、外から入り込む音は眠りを妨げるものばかりです。
ちなみに、掃除機、洗濯機、テレビ、お風呂の給水音などは50~70デシベルが出ています。
日常の音は安眠を妨げるものばかりですから、快適に眠るためには部屋の防音性を高めるのがおすすめです。
壁の防音まで難しいという場合は、内窓をつけて二重にするだけでも防音性が高まります。大きな道路沿いの家やマンションの場合は特に効果的です。

空調を保つ工夫

暑さ・寒さも睡眠の大敵です。
これも先ほどの「防音性を高める」ことで、同時に解決することができます。それは、防音性の高い部屋は気密性が高く、外からの音だけでなく温度も遮断してくれるからです。
また、室内の温度に大きな影響を与えるのが、窓を通して伝わる外気温。大きな窓があるだけで空調が効きにくくなるほどの影響力をもっているので、室内の温度を適温に保つためには窓まわりに工夫が必要なのです。
窓を二重にしたり、カーテンをつけるだけでも、外の影響を受けにくくなるので空調が効きやすくなる上に、効率がよくなるので省エネにも貢献します。

照明は月明かり程度に

明るさも睡眠には欠かせない条件の一つ。
人の体のリズムは地球の動きと連動しています。明るい日中は活動的に、光の少ない夜間はお休みモードに切り替わるようにできているため、脳を覚醒させないためにも寝室は暖色系の間接照明がいおすすめ。煌々とした明るい光は脳を覚醒させ、なかなか寝付けない、眠りが浅いなど睡眠の質を下げてしまうので控えましょう。
寝室の明るさは真っ暗がよいのですが、暗闇が苦手だったり、夜中のトイレの移動に明かりが必要な場合は、豆電球をつけておきましょう。
豆電球の明るさは満月よりも明るく、まぶた越しにも感じることができるので、天井に豆電球をつけておくよりは足元に照明を配置するほうが、眠りを妨げません。

色彩も大切

ぐっすり眠れる! 快眠できる寝室作りのポイント
寝室の色も大切です。壁紙やカーテン、インテリア、寝具などは落ち着いた色がおすすめ。
心を落ち着かせる効果がある青色や、筋肉の緊張を和らげる緑、大地の色であるベージュやブラウンなどのアースカラーが睡眠の質の向上に効果があると言われています。
逆に紫や赤、灰色などは心を刺激する色なので寝室には不向きですよ。
よく眠れるためには環境も大切です。自宅をリフォームする際には、こうした点にこだわって寝室を作ってみてはいかがでしょうか。