住宅をリフォームする際に意外と見落としがちなのが、「火災対策」です。
火事の原因は家庭内の火の不始末だけではなく、地震等の災害、放火、近隣住宅での火事など数多くあります。
そこで今回は、リフォームの際に押さえておきたい火災対策のポイントをいくつかご紹介いたします。
ガラスだけじゃなくサッシにも? リフォームの際の火災対策
まずは自宅の地域を確認!
大都市の主要駅近辺や幹線道路沿いなどには、延焼による被害を極力減らすために「防火地域」「準防火地域」「屋根不燃区域」といった制度が設けられています。リフォームや増築等を考える際は、まずは自宅が防火地域に指定されていないかの確認が必要です。
指定区域内では、法律で定められた基準をクリアした素材で外装を仕上げなければなりません。
自宅が防火地域とそれ以外の区域にまたがっている場合は、より制限が厳しい方の制度が適用されるため注意しましょう。
指定区域内では、法律で定められた基準をクリアした素材で外装を仕上げなければなりません。
自宅が防火地域とそれ以外の区域にまたがっている場合は、より制限が厳しい方の制度が適用されるため注意しましょう。
延焼ラインにかかる窓は「サッシ」にも注意!
制限が最も厳しいのが、耐火建築物以外は立てることのできない防火地域です。
しかし、自宅が準防火地域だったからといって安心はできません。準防火地域にある建物でも、隣接する建物が火災になった場合に「延焼のおそれのある部分」の外装には、さまざまな規定があります。
これは通称「延焼ライン」と呼ばれ、1階部分は隣地境界線から3m以内、2階部分なら5m以内にあたる部分は防火構造にする必要があるのです。
延焼ラインにかかる部分に窓がある場合は、当然防火性に富んだガラスを使わなければなりません。しかし、ガラスが防火性に富んでいても、サッシの防火性が悪ければガラスが脱落してしまいます。
そのため延焼ラインにかかる窓では一般的な樹脂サッシは使うことができず、国土交通大臣から認定されている、アルミ製またはアルミ樹脂複層製といったサッシを使わなければならないのです。
しかし、自宅が準防火地域だったからといって安心はできません。準防火地域にある建物でも、隣接する建物が火災になった場合に「延焼のおそれのある部分」の外装には、さまざまな規定があります。
これは通称「延焼ライン」と呼ばれ、1階部分は隣地境界線から3m以内、2階部分なら5m以内にあたる部分は防火構造にする必要があるのです。
延焼ラインにかかる部分に窓がある場合は、当然防火性に富んだガラスを使わなければなりません。しかし、ガラスが防火性に富んでいても、サッシの防火性が悪ければガラスが脱落してしまいます。
そのため延焼ラインにかかる窓では一般的な樹脂サッシは使うことができず、国土交通大臣から認定されている、アルミ製またはアルミ樹脂複層製といったサッシを使わなければならないのです。
生垣で延焼を防ぐ?
景観の保護や防犯対策に用いられる生垣ですが、実は火災対策でも効果を発揮します。
道路や隣地との境界線に生垣を植えておくと、葉に含まれた水分や地中に生えた根が延焼を防いでくれるのです。
特にオススメなのは、葉が厚く、水分を多く含んだ樹です。ツバキやサザンカ、ツツジ、ナンテン等を植えるのが良いでしょう。
ただし樹脂が多い樹や葉が薄い樹は逆に燃えやすくしてしまうため、防火としてはあまり効果を発揮しないので注意して下さい。
道路や隣地との境界線に生垣を植えておくと、葉に含まれた水分や地中に生えた根が延焼を防いでくれるのです。
特にオススメなのは、葉が厚く、水分を多く含んだ樹です。ツバキやサザンカ、ツツジ、ナンテン等を植えるのが良いでしょう。
ただし樹脂が多い樹や葉が薄い樹は逆に燃えやすくしてしまうため、防火としてはあまり効果を発揮しないので注意して下さい。
リフォームの際は、自宅の地域や隣接する建物を考えて火災対策を行うことが大切です。
つい家の中だけに目を向けてしまいがちですが、外からやってくる脅威にもしっかりと対応できる家を作っていくことが、安心安全な生活を送るカギとなります。
自宅の地域を確認し、安全のための基準を確認した上でリフォームを行っていきましょう。
つい家の中だけに目を向けてしまいがちですが、外からやってくる脅威にもしっかりと対応できる家を作っていくことが、安心安全な生活を送るカギとなります。
自宅の地域を確認し、安全のための基準を確認した上でリフォームを行っていきましょう。