住宅の基礎ってメンテナンスの必要はあるの?

みなさんこんにちは!
屋根修理から始まり、現在では総合リフォームに携わっている、
横浜市地域密着で48年のプロテクト株式会社です!
今回は、意外に知らない方が多い住宅基礎の寿命と、危険を知らせるサインについて解説していきます。

そもそも基礎に寿命ってあるの?

結論から言うと、あります!
住宅の基礎の寿命は30年から40年と言われており、中には「家が倒壊しちゃうの!?」と心配される方もいらっしゃいますが、基本的に大きな地震のような天災がない限り、家が倒壊する心配はございません。ただ、倒壊しないにしても危険なサインを放置すると、大変なことになってしまいますので、あなたの自宅も一度チェックしてもらえると安心です。

ではお家の基礎の危険を知らせるサインとは何なのでしょうか?

危険度 ★4 クラック

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左が外側のヒビ、右が内側のヒビです。
このヒビは基礎の危険を知らせてくれるサインの1つですが、ヒビもその大きさ・深さによってサインがあります。

ヘアークラック~幅0.3mm未満、深さ4mm未満のヒビ
文字通り、髪の毛の細さ程のヒビのことです。強度に影響を与える心配はありませんが、複数のヘアークラックがある場合は専門の業者に点検をしてもらう必要があります。

構造クラック~幅0.3mm以上、深さ4mm以上のヒビ
この大きさのヒビは、住宅に傾きが生じて様々なトラブルを引き起こしたり、倒壊したりする原因になります。ヒビの大きさがここまで大きくなると、早急に対処する必要があります。

予想される劣化現象
中性化、爆裂現象など

基礎の劣化現象って何?

基礎の劣化現象として代表的なものは次の2つです。
①中性化
②爆裂現象

まず①の中性化とは、アルカリ性の基礎が、雨や空気中の水分、炭酸ガスなどの酸性の物質によって中性化して行く現象です。中性化が進行すると、新築当初の強度を保つことが出来ず、耐震強度が低下してしまいます。

次に②の爆裂現象とは、基礎内部の鉄筋が錆びて膨張し、露出した状態のことです。
この状態に陥ってしまうと、基礎の強度が大きく低下してしまうため、早急な対処を行う必要があります。

どうやって測るの?

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基礎のヒビを測る道具として、クラックスケールというものがあります。
この道具を使って、住宅の基礎を点検していきます。

危険度 ★5 ジャンカ

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発生原因
コンクリート打設時の不良によって生じ、密度が低いため、より水分や炭酸ガスを侵入させやすい。この症状が出ていると、鉄筋が腐食している可能性が高いです。
ジャンカが見られた場合は専門の業者に相談してみると安心です。

危険度 ★5 エフロ

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別名、白華現象とも呼ばれ、モルタル・コンクリート中の成分が雨によって溶け出し、固まったもののことです。
この症状が出ている場合、水の通り道が出来ている証拠なので工事をする・しないに関わらず、専門業者に状態を見てもらう必要があります。

まとめ

いかがでしたか?
普段は気にすることはない人が多いものの、実は人間の足腰と同じくらい家にとっては大切な、基礎についてお届けしました!
この記事を見て心配・気になった方は、お付き合いのある業者さんや弊社に1度聞いてみてもらえると、安心できると思います。

特に気になっていることがないから家の点検はいらない…そんな方にこそ、1年に1度の定期点検をお勧めします。
もし何か悪い症状が出ていても、定期点検を行っていけば早期発見ができます。
健康診断と同じで、早期発見が家を安く長持ちさせるコツです!

この記事を見てくださっているのも何かの縁なので、
どうか気づいた時には大掛かりになってしまった…なんてことはないようにお願いします!
本日は見ていただき、ありがとうございました!