台風で屋根の板金が飛んで行ってしまった!!
皆さんこんにちは。一難去ってまた一難。台風がまた近づいてきましたね。
子どものころ、台風の威力がどんなものかわからなくて、家の柱にスズランテープで自分と机とぬいぐるみを縛り付け、去るのを待った経験が私にはあります。
勿論家の中に居たので被害が私まで及ぶことはなく、台風は去っていったのですが、近所では瓦が飛んで行ったり棟板金が飛んで行ったり散々な様子でした。
ということで今回は、そんな固定が甘くなってしまっていると飛んで行ってしまう屋根の棟板金の交換について紹介していきます。
棟板金とは屋根と屋根のちょうどてっぺんあたりにつける板の事を言います。
屋根と屋根のつなぎ目に覆いかぶさり、雨や風の被害を防いでくれています。
棟板金の固定が甘いことを「板金が浮いている」と表現するのですが、これは固定に使っている釘が経年劣化等により緩み、文字通り浮いてしまっていることからそう呼ばれています。
浮いた所から雨や風、虫などが入り込み雨漏り等の被害を及ぼしたり、台風などの強い風の力ではがれて飛散するという可能性があるので浮いていることがわかったら早急な対処が必要となります。
棟板金の交換は以下のような手順で行っていきます。
①棟板金を外し、貫板の確認をします。
今回は腐っていたのでこの貫板の交換もします。
②既存の貫板を外し、水分を吸収しにくいので腐りにくい樹脂製の貫板を取り付けていきます。
木製だと裂ける可能性が高いので使用されづらいステンレス製のビスも、樹脂製の場合はその裂ける可能性が低いので貫板や棟板金をビスでしっかりと固定することができます。
最近は樹脂製の貫板を使うことが多くなりましたが、築年数がたっている家は木製のことが多く、雨水で劣化しがちです。
③貫板の準備ができたら、棟板金を丁寧に取り付けていきます
取付時には隙間が出ないようシリコン製のコーキング材を詰めます。