あなたのお家は大丈夫? 家のお風呂には危険がいっぱい

あなたのお家は大丈夫? 家のお風呂には危険がいっぱい
最近、テレビCMで「交通事故よりもお風呂での死亡者数が多い」ということを耳にしたことはありませんか?
実は、家のお風呂には命に関わるような危険が潜んでいるのです。
ここでは、お風呂の危険ポイントを紹介します。ぜひ、チェックしてみてください。

お風呂でのケガに注意!

お風呂には裸で入るため、通常の生活よりも、より気をつけなければなりません。
そこでケガに注意が必要なポイントを紹介します。
脱衣室と浴室の段差は危険です。
特に、先に家族が入って床が濡れている場合、滑るとかなりの衝撃を受けます。
また、昔のお風呂は浴室の床の高さにそのまま風呂釜を設置してあることもあります。
年をとるにつれて、段差が身体への負担だけでなく、足を取られて転倒するリスクにもなるのです。
先にも触れたように、お風呂では水や石けんを使用します。
そのため、浴室・脱衣所の床が滑りやすくなります。
床はできるだけ滑りにくい素材や水はけの良い素材、浴室全体は滑って転んでも衝撃が少なくすむ、柔らかめの素材が良いでしょう。
滑りそうになったときに、手すりがあると安全です。
タオル掛けにつかまると体重の重さがかかって壊れてしまい、逆に危険です。
滑ったときにドアに当たることもあります。
ガラスドアに突っ込めば、ケガをする可能性も高くなります。

ヒートショックにも注意

あなたのお家は大丈夫? 家のお風呂には危険がいっぱい
脱衣所、浴室の寒さから逃れるため、すぐに暖かいお風呂に浸かっている人も多いかとおもいますが、実はこれが危険な行為です。
急激な温度変化により、脈拍や血圧の異常、心臓への負担が起こり、命を落とすことにもつながります。
これをヒートショックと呼びますが、お風呂での死亡者数が多い一因となっています。

ヒートショックは冬などの寒い季節に発生しやすい現象です。
特に昔の浴室は暖房機能がないことも多いため、このヒートショックを起こしやすくなっています。
急な温度変化を防ぐためには「脱衣所を暖かくしておく」「浴室を暖かくておく」と良いでしょう。浴室暖房などがあれば最適ですが、脱衣所に煖房器具を置いて暖めるだけでも効果的です。このとき浴室の扉も開けておくことで浴室も暖めることができ、温度差を減らすことができます。
また、暖房器具がない場合は浴槽の蓋をあけて置いたり、お湯を張る際にシャワーを使って高い位置からお湯を入れるようにすると、浴室を暖めることができますよ。
食後は消化の為に、消化器官に血液が使われています。そのため血圧が下がっている状態なので注意しましょう。食後1時間は入浴を控えて下さい。

浴槽内の転倒も危険

人間は水たまりくらいの少量の水であっても溺死することがあります。
浴槽の中で足がすべれば、頭を打つ危険があるだけでなく、浴槽の中のお湯で溺れてしまう危険性もあるのです。
浴槽の中に滑り止め加工、手すりなどがあると安心です。


あなたのお家のお風呂は何個当てはまりましたか?
お風呂は日々の疲れを癒し、明日への活力へとつなげる場所です。
危険が多いお風呂は、安心してくつろぐこともできません。
まずは、手すりをつけるといった、簡単なリフォームを取り入れてみることもおすすめします。