梅雨は雨の日が多く、気持ちもどんよりしてしまいますね。
この時期は外気の湿度が上がるだけでなく、お家の湿度もあがります。
湿度の高い状態が続くとカビや害虫が発生しやすくなり、お家だけでなく人体にも影響がでてしまうことがあります。
お家の梅雨対策
カビの発生
「常に窓を開けて空気を入れ替え」という人もいるのでは?
実は外の湿度が70%以上の時は窓を開けてしまうと、お部屋の湿度も上がってしまうので除湿器などを使用しましょう。
また、室内湿度が高いと窓や壁・床などに結露が発生してしまうので、こまめにふき取るようにするなどの対策をしましょう。
ダニの発生
さまざまなアレルギーを引き起こす原因になっている「ダニ」も梅雨の時期に増加する傾向にあります。
ダニは【温度】【湿度】【栄養】の条件はもちろんのこと、寝具についた垢やフケ・カビも栄養にします。
対策として日ごろからこまめに掃除をして、ダニの増殖を抑えましょう。
害虫
お家に出る虫として
「ダニ、ゴキブリ、シバンムシ、シバンムシアリガタバチ、チャタテムシ、ヒラタキクイムシ、カツオブシムシ、イガ・コイガ、チョウバエ、ハサミムシ、ヤスデ、ゲジ、クモ、シロアリ」等多くの虫がいます。
中でも「ゴキブリ、チョウバエ(コバエ)、シロアリ」は梅雨以降の「適温多湿」に増えてきます。
お家の中にも害虫は発生しますが、実は見えないところ…床下にも害虫は発生します。
特に気をつけるようにしたいのが「シロアリ」床下の換気が悪いと、地面からの湿気が上がってきて害虫の発生だけではなく木材が痛む原因にもなります。
現在は「ベタ基礎」と呼ばれる、防湿シートを敷き詰めてその上からコンクリートの床を作る工法が主流ですが、床下が土の工法もあります。
床下が土の工法だと多くは、地下水等の影響で湿気が上がってきて土の表面が「カビやミネラルの結晶」で白っぽくなります。
また、湿気を好む害虫も発生しますが特に厄介なのが「シロアリ」です。木材を食べてお家を痛めるだけでなく、糞によって健康被害を及ぼすこともあります。
床下の湿気対策は「防湿シート、調質材、クリーンバリヤ工法、ベタ基礎工法」等いろいろあります。
梅雨時期はカビを餌に増殖する害虫も多いので、湿気対策と清潔な状態を保つよう心掛けましょう。