住宅をリフォームするなら、災害にも強い住宅にしたいものです。災害は地震や土砂災害といった外からのものだけではなく、火災のような内側から発生するものもあります。
火災を甘く見ていると見逃してしまうと一気に燃え広がり、大切な住まいを台無しにしてしまう危険があります。間取りを作る際には、火災ポイントに気づきやすいレイアウトにするのが大切です。
住宅の中で火元になりやすい場所や火事に気付きやすい間取り、レイアウトの作り方についてご紹介します。
火元はどこ!? 火災に気づきやすい間取り・レイアウトの作り方
火事は何が原因で、どれくらい発生しているのか
総務省の発表によると、2015年の火災件数は全体で39,111件。そのうち、住宅火災は12,097件で、全体の約3割を占めます。住宅火災の死亡者数は914人、うち65歳以上の高齢者が611人と7割近くにも上ることから、住宅火災は高齢者が犠牲になりやすいという傾向があると言えます。
火災別の出火原因で最も多いのが「コンロ」で2位が「たばこ」、さらに3位「放火」4位「ストーブ」の順となっています。
住宅火災は夏より空気が乾燥するうえに暖房器具を使うことが多い冬から春にかけて多く発生しています。時間帯は、発生件数そのものは昼のほうが多いものの、死者の発生率は就寝時間帯の火災のほうが多くなっています。住宅火災の死因で最も多いのが「逃げ遅れ」です。
火災別の出火原因で最も多いのが「コンロ」で2位が「たばこ」、さらに3位「放火」4位「ストーブ」の順となっています。
住宅火災は夏より空気が乾燥するうえに暖房器具を使うことが多い冬から春にかけて多く発生しています。時間帯は、発生件数そのものは昼のほうが多いものの、死者の発生率は就寝時間帯の火災のほうが多くなっています。住宅火災の死因で最も多いのが「逃げ遅れ」です。
住宅火災を予防するために
出火原因1位のコンロからの出火を防ぐためには、料理中にコンロの前から離れないのが大切です。電話や来客の際は、必ず火を消すようにしましょう。またコンロ周辺に調味料の袋やラップなど、燃えやすいものを置かないようにするのも大切です。
室内の出火原因で多い暖房器具の使い方にも注意が必要です。灯油を入れる際は必ず電源を切った状態で行いましょう。また、たこ足配線や電気コードの痛み、ホコリや汚れがたまった状態で使用すると、その場所から出火することがあります。
たばこは、寝たばこはしないようにし、たばこを吸ったらきちんと火の始末をしましょう。屋外で吸う場合も、たばこの火は約700度ととても高温なので、足元に捨ててもみ消すのではなく水につけてきちんと消火するようにします。
放火も出火原因としては意外に多いものです。家の周りにゴミなどは置かないようにし、物置や車庫にはカギをかけましょう。
室内の出火原因で多い暖房器具の使い方にも注意が必要です。灯油を入れる際は必ず電源を切った状態で行いましょう。また、たこ足配線や電気コードの痛み、ホコリや汚れがたまった状態で使用すると、その場所から出火することがあります。
たばこは、寝たばこはしないようにし、たばこを吸ったらきちんと火の始末をしましょう。屋外で吸う場合も、たばこの火は約700度ととても高温なので、足元に捨ててもみ消すのではなく水につけてきちんと消火するようにします。
放火も出火原因としては意外に多いものです。家の周りにゴミなどは置かないようにし、物置や車庫にはカギをかけましょう。
火元が見えやすい間取りもポイント
住宅火災の出火原因から、室内ではキッチン、暖房器具を使う部屋、タバコを使う部屋が火元になりやすいことがわかります。
いずれも最初からいきなり大きな炎が上がるわけではなく、高温になった部分から少しずつ煙が出てきて、延焼していくというパターンです。出火から間もなく、火が大人の背よりも低い場合は初期消火が可能ですが、火が天井に届くようになってしまっては自分での消火はできません。消防に通報し、すぐに避難しましょう。
だからこそ、火災が発生したらどこから火が出ているか、すぐに発見できる間取りにすることも大切です。見通しをよくし、コンセントなどの位置はわかりやすい場所に設置する、大きな家具やインテリアを配置しないなどといったレイアウトの工夫を取り入れて、火災に強い家を作りましょう。
いずれも最初からいきなり大きな炎が上がるわけではなく、高温になった部分から少しずつ煙が出てきて、延焼していくというパターンです。出火から間もなく、火が大人の背よりも低い場合は初期消火が可能ですが、火が天井に届くようになってしまっては自分での消火はできません。消防に通報し、すぐに避難しましょう。
だからこそ、火災が発生したらどこから火が出ているか、すぐに発見できる間取りにすることも大切です。見通しをよくし、コンセントなどの位置はわかりやすい場所に設置する、大きな家具やインテリアを配置しないなどといったレイアウトの工夫を取り入れて、火災に強い家を作りましょう。