外壁をリフォームするベストなタイミングはいつ?

外壁をリフォームするベストなタイミングはいつ?
外壁リフォームは、タイミングが早過ぎれば費用が高くついてしまい、遅過ぎればリフォームの効果が十分に発揮できなくなってしまいます。
そのため外壁リフォームは「費用対効果」が最も良い、ベストなタイミングで行いたいものですよね。
では外壁リフォームのタイミングは、どのようにして見極めれば良いのでしょうか。

リフォームのタイミングは壁の状態で判断しよう

外壁に使われる外壁材にはさまざまな種類がありますが、今回は「サイディング」の外壁を例に、リフォームのタイミングについて考えてみましょう。
サイディングとは一般の住宅やアパートで最も普及率が高い外壁材で「サイディングボード」という乾いた板状のパネルを1枚1枚貼ることで、外壁を作りあげています。
サイディングボードの中にも「アルミサイディング」「スチールサイディング」「窒素系サイディング」など、さまざまな種類があるのですが、どの場合でもリフォームのタイミングを見極める基準に大きな違いはありません。
外壁リフォームは、以下の2点を基準にベストタイミングを見極めるようにしましょう。
外壁をリフォームするベストなタイミングはいつ?
サイディングの外壁には、ボード同士のつなぎ目となる「目地」があります。
目地にはゴム状のシーリング材が埋め込まれているのですが、そこが年月とともに劣化していくとカビや藻が付着し、そのうちヒビ割れを起こしてしまうのです。
目地にヒビが入ると、そこから雨水が外壁の内側にしみ込んでしまうので、目地にヒビ割れが確認できたら外壁のリフォームが必要となります。

サイディング以外の外壁の場合は、外壁そのものにヒビ割れが発生した時点ですぐにリフォームを行うようにしましょう。
サイディングに限らず、外壁材の劣化が進むと「チョーキング現象」という、白い粉が壁材に付着している状態が発生します。
外壁を手で触ってみて白い粉が手に付くようであれば、近いうちに目地や外壁にヒビ割れが発生することが考えられます。
チョーキング現象が確認できた時点で、早めに外壁リフォームの計画を始めるようにしょう。

外壁リフォームの種類

続いては外壁リフォームの種類についてご紹介します。
外壁リフォームにもいくつかの方法があるので、外壁の状態や自分がどのようなリフォームをしたいのかという希望に合わせて、リフォーム方法を選ぶようにしましょう。
既存の壁の上に塗装をする、最も一般的な外壁のリフォーム方法です。
3つの方法の中で初期費用が最も安価で経済的となっていますが、ほかの方法に比べてリフォーム後の見栄えは悪く、再度リフォームをするまでの期間も短くなるため、長い目でみると割高な方法といえるかもしれません。
既存の外壁材の表面に下地材を打って、そこに新しい外壁材を取り付ける方法です。
新築同様の見栄えを実現できると同時に遮音効果もアップしますが、既存壁が腐食していると新しい外壁材を取り付けることができないので、リフォーム前には細かいチェックが必要となります。
既存の壁をすべて撤去してから新しい外壁を施工する方法で、重ね張りと同じく新築同様の見栄えを実現することができます。
さらに下地も新しくすることができるため、一緒に断熱や補強も行えば構造的にしっかりとした家に変えることが可能です。
ただし既存壁の撤去費や処分費が発生するため、費用は最も割高となります。


新しい外壁の購入は、一般人にとってはとても高価な出費になります。
外壁リフォームは費用対効果のことをよく考えた上で、ベストなタイミングで行うようにしましょう。