ケラバ
ケラバとは部材名ではなく、場所を示す名称だと入社して初めて知りました!
切妻屋根や片流れ屋根の外壁から出っ張っている屋根部分の内、雨樋がついていない側をケラバといいます。
ケラバの役割は3つあります。
夏には、ケラバがないと窓ガラスや外壁に直射、日が当たり2Fの室温がかなり高温になります。
しかし、冬はケラバがあっても日射角度が低いため、日当たりが悪くなりことはありません。このようにケラバには、日当たり加減の役目があります。
ケラバがあると、外壁上部から屋根が出っ張るので、外壁が太陽の紫外線の悪影響を受けにくくなります。その結果、紫外線劣化を遅らせることができます。
雨天時などに屋根からの水切りの役割を果し、外壁や窓への雨水の吹き込み防止の役目があります。
周りの家を見渡してみると、屋根のケラバの長さがほとんどない住宅も見られます。
これからリフォームや新築を考えている方は、デザイン重視だけではなく、長く安心して暮らせるようにケラバにも目を向けてください!
K.K